バルコニーやベランダの床に使われているのもで、FRPという防水施工法があ
ります。今回は、こちらについて簡単ではありますが、ご紹介します。
下の写真のベランダの床の部分です。
まずは、FRPとは何ぞや・・・から、ご説明しますと・・・・・・
FRPとは、Fiber Reinforced Plastics の略で、Fiber=繊維、Reinforced=強化された、 Plastics=プラスチックのことです。
また、その特徴としては・・・
・耐熱性、耐薬品性にすぐれている。
・電気絶縁性があり電波透過性に優れている。
・断熱性に優れている。
・さまざまな形状の製作に対応でき、着色が自由である。
・軽量かつ強度的に大変優れている。
・樹脂の速硬化性(1~2時間以内)が特長で、連続工程が可能、工期短縮が図 れます。
このような、とても優れている特性を利用して、ベランダなどの床を作りあげてい
るわけです。
最後に、ちょっとだけ・・・FRPのつくり方を説明します。
【作業工程 作業内容】
①既設防水層を撤去
②下地調整
(1)表面処理
(2)角処理
(3)目地処理
(4)クラック処理
(5)不陸調整(段差を無くしな滑らかな面にすること)
③プライマー塗布
・防水層を密着させるための接着剤のようなはたらきをします。
④下塗り
・ポリエステル樹脂を塗布します。
⑤FRPライニング
・ガラス繊維にコテやローラーでポリエステル樹脂を含浸させ防水
面を作ります。強度や弾力性をさらに高めるため、この作業を2回
行うこともあります。
⑥成型処理
・FRPのバリなど、余分な部分をサンダーで削り落とします。
⑦トップコート塗り
・紫外線や磨耗に強い樹脂を仕上げ材としてコテで塗ります。
以上、今回は、これで終わりです。
次回の実践隊をお楽しみに!!!!!!!!