今回は、床を保護するためにフロアーの上に敷いてある養生板(ようじょうばん)に関してご説明させていただきます。
床材を守るために、どの現場でも養生板は敷かれています。 「そんな事は見れば分かる!」・・・当然のことで、何の説明があるのかな~と、お思いでしょうが、大工さんが工事をして、最後にクリーニングをするまでの間で、その養生の仕方がいかに大切であるか!!!をお話しいたいと思います。
下の写真は、トイレとリビングの出窓カウンター部分の床養生後の写真です。 建築現場では、よく見る状況です。
上の写真のある部分の養生をはがしてみると・・・
このようになりました。
何かお気づきになりましたか?
そうです!
ある部分の養生をはがしても、きちんと養生を止めてあるテープが先にはられてます。
(トイレは、便器を設置するスペースで、リビングは、蓄熱式暖房機を設置するスペースです。)
もし、テープがはられてなかったり・・・トイレとかを設置するところの養生板が分けて敷かれてなければ、せっかく床を守るために敷いたものをはがさなければいけません。現場は、クリーニングが終わるまでは、ちりやゴミがひとつもないとは限りません。大工さんがフロアーをはった後、掃除をし、ゴミが残ってないか確認してから敷いた養生板をはがしてと、はがさない部分の養生板の下に、『もしかしたら』ゴミが入ってしまうかもしれません。誤って入ってしまったゴミ(硬いものも考えられます)とかは、上からでは確認しづらくなります。ゴミが入ってしまっている、そのままの状態でその上を歩いてしまったら・・・・・・キズついてしまいます。
・・・そうならないように、『もしかしたら』が起こらないことを考えて、
我々は一歩先行く住まいづくりをめざしております。
今回は、ここまでとさせていただきます。