女性が考えた、女性のための家。株式会社 石井工務店

建築豆知識

  • 省エネ住宅について

    2023.08.11 12:00 白河展示場 A
    皆さん、こんにちは!
    白河支店のAです。

    最近は暑い日が続いていますが、どのようにお過ごしでしょうか。
    私は極度の寒がりなので、エアコンがついている事務所で基本上着を来ております。
    皆さん、体調管理にはお気をつけください。

    今回は、「省エネ住宅」についてです!


    2021年6月の豆知識ブログで説明されていますが、今回は少し深掘りして説明したいと思います。

    最近ではどのハウスメーカーや工務店でも謳われている「省エネ住宅」。
    何を持って「省エネ住宅」と言うのでしょうか。

    ざっくり言うと、建物の性能を良くして、かつ消費する電力(エネルギー)を減らす、と言ったところでしょうか。
    それぞれ「建物の性能」、「消費するエネルギー」についての基準が

    1 外皮基準
    2 一次エネルギー消費基準

    となります。

    以上の2つが同時に基準を満たすと、「ZEHレベル基準を満たす省エネ住宅」となり、
    直近の国の補助金「こどもエコ住まい支援事業」では、省エネであることの証明書が必要です。

    外皮基準に関係してくる項目としては、建物の外気に接するそれぞれの熱貫流率(熱の伝わりやすさ)になります。
    主に基礎、外壁、サッシ、小屋裏断熱の断熱材のそれぞれの性能や厚みによって建物全体の性能が変わってきます。
    例えば、サッシについては一番熱が出入りしやすい部分なので、サッシを小さくすると建物全体の性能としては良くなります。


    突然ですが、
    ここで弊社の断熱仕様についてご紹介します!
    基礎
    ・基礎断熱工法
    ・基本外周面115mm発泡ウレタン吹き付け
    (玄関、浴室は異なります。)
    外壁
    ・グラスウール24K 120mm
    サッシ
    ・トリプルガラス
    小屋裏断熱
    ・セルローズファイバー 300mm
    主な弊社の断熱材をご紹介しました。
    それぞれの断熱材は適材適所で使用しております。

    次は、一次エネルギー消費基準についてです。

    専門的に言うと、住宅を利用する際に建物全体で消費するエネルギー(エアコンや換気設備、給湯器、照明、水洗、太陽光パネルなど)を熱換算したものになります。
    例えば、エアコンの性能が良い、照明がLEDやセンサー付き、水洗が止水機能や吐水機能付きだと有利に働きます。
    太陽光パネルについては、南に向くほど発電効率があがるので、建物の配置や向き、屋根の角度が重要になってきます。

    以上、「省エネ住宅」についてでした。


    来月もお楽しみに!
    建築豆知識
  • 結露について

    2023.05.10 11:00 郡山南支店 I
    どうして結露は発生するのか?
    【結露の正体】それは【空気中の水蒸気】です

    <夏>は冷えたビールをグラスに注ぐと
    グラスの表面に水滴が付きます
    <冬>は窓ガラスに指で文字を書くことが出来ます

    実はそれが【結露】なのです
    結露とは・・・
    暖かく湿った空気が急に冷やされたりすると
    空気中の水蒸気が水滴になる現象です

    結露は暮らしの大敵!
    病気の原因や家を傷ませる原因にもなります

    結露には【表面結露】と【内部結露】の2種類があります

    【表面結露】とは文字の通り、壁や天井の表面で発生する結露
    家具の裏側や人のいない部屋などは要注意です
    表面結露はカビやダニの発生原因ともなり、せんぞくやかゆみの伴うアレルギーの
    一因ともいわれ人の健康にも大きく左右してしまいます

    【内部結露】とは室内の暖かい空気が壁(断熱材)の内部に侵入し
    水蒸気を含むことが出来る限界の温度を下回った場所で発生する結露
    この状態が長引けば、柱や土台は腐る原因となり建物に必要な強度が失われます
    地震大国の日本は大打撃を受ける可能性も高くなります

    では、どうすればいいのか?

    結露の発生を抑える10のポイント

    ①調理中や食事中は換気をしよう
    調理中や食事中にでる湯気として水蒸気が発生
    換気扇を回しましょう!
    ②入浴後は換気をしよう
    浴槽やシャワーのお湯から水蒸気は発生します
    換気扇を回すのはもちろん
    浴槽にもフタをしましょう!!
    ③就寝時の換気や空気の循環も大切
    就寝中の体内からも汗などが
    水蒸気として発散されます
    寝室を締め切ると空気が循環せず
    湿気がこもってしまいます
    ドアを少し開けて空気を循環させたり
    窓を開けるなど工夫をしましょう!
    ④洗濯物の室内干しは除湿器等を一緒に使おう
    ⑤使っていない部屋も換気をしよう
    ⑥カーテンや障子はこまめに開けよう
    ⑦強い風が窓に当たらないように工夫をしよう
    強い風が窓に当たると熱が奪われ
    表面温度が下がり、結露が発生します
    風が吹き込む方向に木を植えたり
    雨戸を使い、風が当たるのを防ぎましょう!
    ⑧新築時はこまめな換気を心掛けよう
    新築の家の木材は多くの水分を含んでいる為
    新築時は特に換気を!
    ⑨冬期はエアコンや電気ストーブを使おう
    ⑩加湿器は湿度40~60%に設定をしよう
    室内の最適な環境は温度20℃/湿度50%です!
    こんなに対策をするのは大変ですが・・・
    石井工務店の建物は24時間換気システムを標準採用の為
    住まいの【断熱化】で結露を抑えることが可能です!
    石井工務店各展示場では
    構造ブースの展示や現場見学会などを
    行っています
    詳しく知りたい方や興味がある方は一度、
    お近くの展示場にお越しください!


    今回のブログは【結露について】でした
    次回のブログもお楽しみに~~~☆
    建築豆知識
  • Wifi環境を良くしたい!

    2023.04.10 00:00 A.K
    Wi-Fiが遅い!
    みなさんこんにちは。
    伊勢崎支店のKです。

    みなさんはスマホやパソコン、ゲームなどを利用していて、回線が遅いことでストレスを感じたことはありませんか?
    今回はそんなWi-Fii環境を良くする方法をいくつかご紹介したいと思います。
    ルーターの設置場所を変えられない方でも改善できる方法がいくつかありますので、ぜひ試してみてください。
    ルーターの周波数を変える
    いきなり専門用語でごめんなさい。
    けど、そこまで難しくはありません。

    最近のWi-Fiルーターは周波数が選べるようになっています。
    この周波数には2.4GHzとか5.0GHzがあるのですが、「その数字見たことがある!」という方もいるかと思います。

    この周波数をどちらかに変更することで改善する場合もあります。
    変更はそのWi-Fiを選択してパスワードを入力します。
    (パスワードはルーターを購入した際にシールが入っているので、そちらをご参照ください。)

    中には60GHzというものもあり、この周波数は特に速度が低下しにくいのですが、なるべくルーターと近くにいる必要があります。
    同時接続数を見直す
    TVやパソコン、スマートホン、タブレットなど身近にWi-Fiを利用するものは意外と多くあります。
    しかし、同時に接続している台数が増えれば増えるほど、回線は遅くなってしまいます。

    距離によっては有線に切り替えたり、使用していない機器のWi-Fiを切ると改善することがあります。
    時には譲り合いも大事ですね!
    設置場所を見直す
    Wi-Fiは障害物に弱い特徴があります。

    収納の中など扉で区切ってしまうとそれだけでも電波が届きにくくなってしまいます。
    なるべく棚の上など高い位置で障害物が少ない場所が理想とされています。

    ※2.4GHzの周波数は壁や天井などを通りやすいので、離れたお部屋の場合は周波数の切り替えをおすすめします。
    ルーターが古い場合は買い替える
    ここまでの方法を試しても一向に改善されない場合は、ルーターの買い替えもありかもしれません。

    ルーターの機種によっては同じ周波数でも通信速度が違うものがあります。
    特に最新の機種になってくると昔のものと比べる100倍近い速度差があります。

    私も5年ほど使い続けたルーターを買い替えたときには速度の違いに驚きました。
    以上、代表的な改善方法を4つご紹介させて頂きました!
    周波数などは最初に設定してからそのままという方も意外と多いと思います。
    設置場所の変更や買い替えは少し大変かもしれませんが、Wi-Fiが遅いことでストレスを感じたときにはぜひ試してみてください。

    それでは、また!
    建築豆知識
  • 電気の利用は安全第一。

    2023.03.10 00:00 佐野支店 S・K
    こんにちは。花粉がつらい季節になってきましたね。
    新年度が近づき、一人暮らしを始める方も増えているかと思います。
    皆さまはどんなことにこだわって物件を選びますか?
    物件選びの際、今回の記事を読んで少しだけ視点を変えてみてください。

    さて、今回は安全な電気配線についての記事になります。
    本文を読みながら皆様の家をぜひ確認してみてください。

    契約電流(アンペア)

    契約アンペアとは建物で使うことのできる電力の最大量のこと。

    契約アンペアを調べる方法としては主に2種類あります。

    ①電気代の明細表を確認する方法 …契約電流によって基本料金が変わるので料金の算出のために電気代の明細に書いてあることがほとんど。

    ②分電盤を確認する方法 …分電盤を開けると内部に契約電流(○○A)と記載。数字が書かれていない場合でも色で確認することができる。
    契約電流が大きい …たくさんの電気機器を同時に使用することができる。基本料金が高い。
    契約電流が小さい …機器の同時使用でブレーカーが落ちる可能性有。基本料金が安い。

    ご自身の電気の利用状況に応じて契約アンペアを見直してみてはいかがでしょうか。

    分電盤

    家の中に入ってきた電気は分電盤という機械に向かいます。
    分電盤の役割は、外から取り込んだ電気を各室に振り分けることです。

    分電盤の中を見ると家の中の電気の情報を読み取れます。
    ①「サービスブレーカー(アンペアブレーカー)」
    建物全体に流れる電流が契約電流を超えた場合に、過電流を防ぐためにブレーカーを落とします。
    地域によってはこの機械が省略されている場合もあります。

    ②「漏電遮断機」
    家の中の配線で漏電が起こった際に、ブレーカーを落として火災の発生を防ぎます。
    漏電遮断器の黄色のボタンが点灯している場合は漏電が起こっているサインです。ブレーカーが落ちた際には必ず黄色のボタンを確認してみてください。

    ③「配線遮断器(安全ブレーカー)」
    住宅内では様々な場所で電気が使われています。
    1ヵ所が許容電流を超えた時にその箇所のみブレーカーを落とすことで、家全体の電気がストップされるのを防ぎます。
    ブレーカーは車のブレーキのようなものと考えてください。アクセルを踏みすぎた(電力を使いすぎた)場合はブレーキをかけなければいけません。各室に配線を振り分けるだけでなく、過電流や漏電が起こった際に災害を防ぐストッパーとしての役割も担っているのです。

    配線方式

    一般的に住宅の配線方式としては「単相2線式100V」か「単相3線式100V/200V」に分類されます。
    今時の住宅でしたらほとんどが単相3線式ですね。

    配線方式の見分け方としては、家の中にある分電盤(ブレーカー)を開けてみてください。
    一番左にある機械に繋がっている線が赤・白・黒の3本なら3線式、白・黒の2本なら2線式になります。

    単相3線式のメリットとしては100Vと200Vの電圧を使い分けることができる点です。
    ほとんどの家電は100Vの電圧で動かすことができますが、出力の大きな家電になると200Vの電源を必要とするものも増えてきました。
    エアコンや食洗器などは200V対応のものも多いので、購入を検討されている方は家電カタログを確認したり、家の中に200V対応のコンセントがあるかを確認してみてください。

    コンセント

    皆様のご自宅ではどんなコンセントを使っているでしょうか。

    一般的な二口コンセントだけで十分な方もいれば、専門的な機械のために特殊なものを使っている方もいるかと思います。

    コンセントの形態も多様化してきています。壁だけでなく天井や床につけるものもよく見かけるようになりました。
    バリアフリーの観点から、コードに足を引っかけても転ばないようにすぐ抜けるマグネットタイプを採用される事例もあるようです。電気ポットのコードなんかはそうですね。

    ただ、コンセントによる火災・事故も年間50件程度発生しています。以下の点をご自宅でも確認してみてください。
    ①アース接続が必要かどうか …電源コードだけでなくアース線がついている家電は必ずアース接続を行ってください。主に使用電力が大きな家電につけられているもので、過電流が発生した際に余剰分を地面に流すことで火災の発生を防ぐ役割があります。
    ②専用配線が必要かどうか …住宅では1つのコンセントにつき15Aが上限と定められています(15Aを超えると安全ブレーカーが作動してブレーカーを落とします)。このことから、10A以上の電流が発生する機器を接続する場合は単独で接続しなければいけないという決まりがあります。
    ③たこ足配線になっていないか …コンセントの不足から延長コードを使っている方もいるかと思います。便利ですが、延長コードに接続しすぎると先ほどの15Aの上限を超えてしまう場合がありますので注意が必要です。
    ④コンセントにほこりが溜まっていないか …コンセントにほこりが付着しているとほこりに水分が含まれて通電しやすくなります。その結果放電を繰り返し、火災に繋がります。主に窓際の結露が起こりやすい場所や梅雨などに注意が必要です。不要なコンセントは挿しっぱなしにしない、コンセント周りを定期的に乾いた布で拭くといった対策を心がけましょう。
    今回は主に分電盤やコンセントのお話でしたが、他にもLAN配線、電話配線、照明配線など多くの電気配線があります。ネット関係の記事もどこかで書きたいなと思っています。

    それでは次回のブログもよろしくお願いします。
    建築豆知識
  • 昔の建物

    2023.02.10 00:00 M
    皆さんこんにちは。
    設計部のMです。

    今回は、長野県松本市の開智学校についてです。
    山に登った際の帰りに少し寄り道をしてきました。
    見てきたとは言え、改修工事をしていたため、周りからしか見られなかったのが心残りです(泣)
    この建物見たことあるなぁ、と思った方はいるのではないでしょうか。
    皆さんも一度は見たことあるはず。
    それもそのはず、歴史の教科書にも載っている、文明開化時代の小学校建築を代表とする明治時代初期の擬洋風建築です。※擬洋風建築とは幕末から明治時代初期において、近世以来の技術を身につけた大工によって設計施工された建築のことを指します。

    こう見てみると非常に文明を感じますね笑
    冗談はさて置き、開智学校は洋風建築の始まりと言われており、それまで和風の建物であった当時は非常に新鮮な建物に人々は驚いたのではないでしょうか。

    このような時代を感じる建物は見ているだけでワクワクしますね。
    ぜひ皆さんも街の至るところにある、昔ながらの建物を見てみると、新たな発見があるかもしれません。

    次回もお楽しみに。

    ↓↓↓おまけ↓↓↓
    松本城
    朝焼け
    建築豆知識