建築豆知識
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土地選びについて
2018.03.09 00:00 Yみなさんこんにちは、郡山南支店 設計管理部のYです。
土地選びで最も大切な事は、 「家が建てられる土地であるか」という事と「その土地が自が自分達が一生過ごすのに本当に適した土地か」という事です。
又、土地を見に行く時は平日の昼と夜との近隣の環境面を、自分の目と足とで確かめてみる事が大切です。
土地選びのポイント①法律的に家を建てられる土地であるか
建築基準法・都市計画法・農地法等でいろいろな決まりや制限がありますので、役所に土地資料を持参し調べておきましょう。宅地であっても家が建てられない土地もあるので注意が必要です。
②近隣環境はどうか閑静で住宅地にふさわしい、環境の良い土地であるかです。全面道路の交通量や近くに工場等がある場合は騒音や公害源がないかも調べましょう。
③近隣の公共施設等の有無の確認幼稚園・学校・スーパー・コンビニ店等が近くにあるか 又、病院・郵便局・銀行等があるのかも確認しましょう。
④設備等の状況は電気・水道の引き込みはなされているか、水道の引き込みがあれば口径の確認をしましょう。汚水は下水道か浄化槽設置かも調べます。
雨水の排水は側溝等への放流は可能かも調べます。
⑤買おうとしている土地が抵当に入っていないか法務局で土地謄本の交付を受け、土地が銀行等の抵当に入っていないかを確認しましょう。又、土地の売主と所有者が異なっていないかも調べましょう。
⑥土地の形状・境界標・面積はどうか形状は道路が南と東にある東南の角地と呼ばれる土地、また東にある東西に長い長方形の土地が理想的な土地です。境界点には境界杭があるかも確認する必要があります。
売買面積は実測売買と公簿売買(謄本に記載されている面積)とがあり、一般的には実測売買で取引されています。株式会社石井工務店では家を建てたいが土地をお持ちにならいお客様へ土地探しのお手伝もしておりますのでご用命下さい。
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近代建築
2018.02.10 16:15 m宇都宮西支店 設計Mです。
近代建築の建物が那須塩原市にあります。
国重要文化財の旧青木家那須別邸です。
明治時代に外務大臣等を務めた人の別邸です。
この建物は明治21年(1888)に建築されました。
当初は中央の2階建ての部分だけでしたが、
明治42年(1909)に増築し、ほぼ現在の形になったそうです。
設計者はドイツで建築学を学んだ松ヶ崎萬長(つむなが)という方です。(自分は知らない)
この青木邸は、軸組や小屋組にドイツ様式の構法を採用し(非公開、見てみたい気もする)
外壁に鱗形のスレート
を用いるなどの特徴をもつ貴重な近代建築だそうです。歴史的な建物を見るのが好きなMでした。
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デッドスペースの活用法
2018.01.10 00:00 S新年明けまして おめでとうございます宇都宮支店設計部のSです。
今回は、あったらちょっと便利かも知れないロフトや小屋裏収納等のお話です。
暮れの大掃除の時などにも捨てたいけど捨てられない、でもどこにしまっておこう?なんて物もあったのではないですか。
そんな時にあったら便利なのが、ロフトや小屋裏収納ですね。
(ここでのロフトはあくまで収納の場所とします)
元々は何にも使用する予定のなかったデッドスペースを有効活用出来るようにした部分です。
でも便利だからといっても無制限に設けることが出来るものではありません。ロフトや小屋裏の最高の内法高さは1.4m以下、水平投影面積が下階の床面積の1/2未満であること(基本)これを越えてしまうと階として扱うことになってしまいますので、注意が必要です。
2階建てのつもりが3階建てになってしまったなんてことにならないように。また、設置するには当然コストもかかります、ご予算とも相談してね。これから住まいを計画する皆さん、敷地に余裕がなく収納に困ったらデッドスペース等がないか、もう一度見直して見るのも良いかもしれませんよ。建築豆知識 -
積雪荷重
2017.12.10 08:41 BBご無沙汰です、2回目の掲載となります、郡山南展示場設計部のBBです。
12月上旬、本格的な冬の季節になり、雪の心配をシナケレバならない時期にもなってきました。
そこで、今回は、 「積雪荷重」 の建築的に見た、取り扱いについてお話してみたいと思います。
一般的な地域での積雪荷重は、建築基準法的には、2㎏/㎡・cmとされています。ですから、
一般地域で30㎝の積雪があった場合は、60㎏/㎡の重さが屋根等に係ることになります。が、
建築基準法の一般地域の雪の荷重は「短期荷重」 (一瞬の荷重)として取り扱います。
一方、一般地域以外、いわゆる多雪地域に指定された地域(概ね積雪1.5mを超える地域)
での積雪荷重は、一般地域の1.5倍の3㎏/㎡・cmとして扱われます。この場合に、150㎝の
積雪は、450㎏/㎡となり、仮に屋根面積50㎡だとしたら22,500㎏(22.5トン)とゆう膨
大な重さを背負うことになります。また、こちらの積雪荷重は「長期荷重」とし地震力算出時
の載荷重に付加される様になり、ますます建物の構造負担が大きくなってしまいます。
雪国での雪対策としては1.0m以上の積雪量になった時は、屋根の 雪下ろし を行うことを
お勧めします。
いずれにしても、雪国での雪の重さはかなりのもので、建物へ与える負担も大きい。よって、
出来る限り、屋根に雪が溜まらない、雪下ろしのいらない、「落雪屋根」をお勧めいたします。
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動物名の入った建築用語
2017.11.10 00:00 U2こんにちは、宇都宮のU2です。
今回は建築用語についてのおはなしです。
建築用語の中に動物の名の付いた物が結構あります。が、今回は猫の文字が付いた用語です。
先日もキャットウォーク(ステップ)を取り付けたお住まいを引き渡したばかりです。
先ずは代表格の猫車(通称「ネコ」)。建築資材運搬用の一輪の手押し車の事です。足場板の上や狭い
所も軽やかに通る事が出来るからとの由来が・・・そして猫車が通る足場を猫足場とも。
猫間障子 部屋と広縁等を間仕切る建具で障子の一部を開閉出来る様にしたもの。
その他にも、家具や浴槽の猫足。キャットウォーク(高所のメンテナンス等に使用する通路等)。
他にも、犬や猿・馬・牛・鳩・鴨・鮟鱇、又、昆虫のイナゴや蝶等々。ちょっと調べて見ては如何でしょうか。
因みに、我が家の家族(保護猫)が増えまして、みりん・しじみ・がんも・ごま・しおになりました。
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