建築豆知識
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部屋の採光は?
2022.02.10 17:11 S-
袋田の滝(四度の滝)の氷瀑
こんにちは、インターパーク支店のSです。
立春が過ぎたとは言っても、まだまだ寒い日が続きますね。
窓ガラス越しに射し込む陽の光にほっと一息、なんとなく心が癒されます。
そこで今回はお部屋の「採光」についてです。建物の居室には、部屋の面積に対して一定割合以上の「採光上有効な開口部」
の面積が建築基準法で決められており、自然採光を取り入れることになっています。
皆さんが住んでいる住宅の居室にも当然必要以上の割合が決まっています。
採光の割合面積算定上の特例
必要採光面積を検討するうえでは下記のような特例もあります。
①天窓(トップライト)の面積は3倍あるものとみなす。
②随時開放できる「ふすま、障子」などで区切った2室は1室とみなしてよい。
しかし、開き戸や、片引き戸など、建具を外したとしても、1室として使用が困難な場合などは、 2室1室としての取扱いは不可となります。
③部屋の外側に縁側があるときは、開口面積は0.7倍に縮小される。採光上有効な面積の検討開口部の面積(有効採光面積)は窓の面積×採光補正係数で算出します。
採光補正係数とは、開口部の前に建築物がある場合や道路や河川等の空地に面する場合などでは、窓から入いる光の量が全然違ってきます。
そこで、個々に算出した有効採光面積が必要となります。
また、採光補正係数は用途地域によっても違ってきます。ちょっと専門的な話で理解できない、という方もいると思います。
そんな時は、各支店の設計部の方に気兼ねなくご相談くださいね。
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