建築豆知識
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現代の生活空間と仏壇
2021.02.10 00:00 KS福島支店 設計部 新人のKSです。
ブログ初投稿です!よろしくお願いします!
皆さん先月のブログはご覧になりましたでしょうか?
先月は神棚についてのお話でしたが神様とくれば仏様ということで
今回は仏壇についてお話して行きたいと思います。
家を建てるにあたっていちばん扱いに困るのが仏壇や神棚でしょう。
実際に私の実家にも和室に仏壇が置いてあります。
和室が良いというわけではなく、仏壇を置くとなると和室に置かなくてはいけないという
固定概念がどうしてもあります。
現代の生活空間と仏壇に少しずれが生じてきてしまっているのかもしれません。
そもそも仏壇があの形状をしているのは江戸時代の大火がきっかけと言われています。
火事の時にいつでも持って逃げられるようにするためです。
今ではそのようなことはないため、仏壇の形式にこだわらなくてもいいのです。現代の日本建築は畳よりもフローリングが好まれ、徐々に和室の無い家が増えてきています。
それと共に家に仏壇を置かないで仏壇に手を合わせるのは、お盆や法事で実家に帰ったときだけという方も少なくないのではないのでしょうか。
仏壇は亡き人やご先祖様と交流のできる日本人の心のよりどころです。近年では洋室に置くタイプの仏壇も増えてきています。
棚の上に置けるミニ仏壇やタンス風仏壇、扉を閉めるとクローゼットに見えるものもあります。
もっと家族に近い場所に仏壇を置き、亡き人を偲びご先祖様に感謝して行きたいですね。
以上今回は仏壇のお話でした!
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