住まいづくり実践隊
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外壁の裏側では…?
2014.10.10 10:00 木村皆様、お久しぶりです。木村です。
今月は台風の影響で落ち着かない毎日でしたね。
この度のような断続的な雨風から住宅を守り、
耐久性にも関わってくる、防水施工についてお伝えしたいと思います。
こちらの建物の外周部に張っております、石井工務店のマークが描かれた銀色のシートは、
遮熱透湿防水シートと呼ばれるものです。
どの様な物かと言いますと、雨具で有名なゴアテックスと似た、
水蒸気は通し、雨風は通さない性質を持ち、
つまり外部からの水は撥水して浸入を防ぎ、内部の湿気は速やかに外へ排出する役割があります。
それらに日射で温められた外壁から放射される輻射熱を軽減する”遮熱”の効果が加わった優れものです!
そのシートの上から通気胴縁と言う木材を取り付け、名前の通り通気性を良くすることによって、
断熱材の性能の維持や木材・躯体の耐久性の向上に繋げています。
シートの効果を最大限に活用するには、各箇所に合った防水処理を行わなければなりません
例えば出窓部分は出窓屋根の板金立ち上げを上から覆うようにシートの増し張りを行い、
粘着性の高い気密テープ(写真上の黒いテープ)にて取り合いをしっかりとめます。
キッチン等の給排気口の部分は専用の防水部材を換気口に取り付けた後、
同様に気密テープにてとめます。
テープの貼り方も雨の流れを考慮して下側から上側に向かって貼り、雨水が入り込まないように
テープの重ねも注意しなければなりません。
外観は最終的にきれいな外壁材に覆われ、立派に住まいが建ち上がります。
工事途中現場ではまた違った見方で建物をご覧になる事が出来るかと思います。
では、次回もお楽しみに!
全て見せます!石井工務店のすまいづくり