皆さん、準防火地域という言葉を耳にしたことがあるかと思います。
今回は、準防火地域内にある木造建築物の防火構造及び建築設備についてのお話です。
「防火構造」とは、建築基準法で次のように決められています。
木造建築物で延床面積500㎡以下2階建て以下の建築物で外壁・軒裏の延焼の恐れのある部分を「防火設備」としなければならない又外壁の開口部で延焼の恐れのある部分に防火戸その他の政令で定める「防火設備」を設けなければならないとあります。
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木造建築物の防火構造及び防火設備
2022.04.11 18:12 郡山南支店 Y皆さんこんにちは、郡山南支店設計部のYです。-
郡山市香久池公園の桜
「延焼の恐れのある部分」とは
隣地境界線、道路中心線又は同一敷地内の2以上の建築物(延床面積の合計が500㎡以内の建築物は、一の建築物とみなす)相互の外壁管の中心線から1階においては3m以下、2階においては5m以下の距離にある建築物の部分をいう、ただし、防火上有効な公園、広場、川等の空地若しくは水面又は耐火構造の壁、その他これらに類するものに面する部分を除く。なお、この防火構造に仕様変更するためにかかる費用は、住宅メーカーさんによってはオプション工事になることが多いので工事予算の組み方には注意が必要となります。
これから土地を求める方や現在お住いの土地が準防火地域内に入っているかどうか役所で確認することが大切です。-
郡山南展示場
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街中の建物に目を向けてみると
2022.03.10 14:00 宇都宮西支店 M宇都宮西支店Mです。
栃木市といえば巴波川と蔵の街というようなイメージですがスタバでさえ蔵をイメージしてるようですね。栃木市にも看板建築といわれてる建物があります。建築の歴史を感じてみてはどうでしょう。
次回のブログもお楽しみに。建築豆知識 -
部屋の採光は?
2022.02.10 17:11 S-
袋田の滝(四度の滝)の氷瀑
こんにちは、インターパーク支店のSです。
立春が過ぎたとは言っても、まだまだ寒い日が続きますね。
窓ガラス越しに射し込む陽の光にほっと一息、なんとなく心が癒されます。
そこで今回はお部屋の「採光」についてです。建物の居室には、部屋の面積に対して一定割合以上の「採光上有効な開口部」
の面積が建築基準法で決められており、自然採光を取り入れることになっています。
皆さんが住んでいる住宅の居室にも当然必要以上の割合が決まっています。
採光の割合面積算定上の特例
必要採光面積を検討するうえでは下記のような特例もあります。
①天窓(トップライト)の面積は3倍あるものとみなす。
②随時開放できる「ふすま、障子」などで区切った2室は1室とみなしてよい。
しかし、開き戸や、片引き戸など、建具を外したとしても、1室として使用が困難な場合などは、 2室1室としての取扱いは不可となります。
③部屋の外側に縁側があるときは、開口面積は0.7倍に縮小される。採光上有効な面積の検討開口部の面積(有効採光面積)は窓の面積×採光補正係数で算出します。
採光補正係数とは、開口部の前に建築物がある場合や道路や河川等の空地に面する場合などでは、窓から入いる光の量が全然違ってきます。
そこで、個々に算出した有効採光面積が必要となります。
また、採光補正係数は用途地域によっても違ってきます。ちょっと専門的な話で理解できない、という方もいると思います。
そんな時は、各支店の設計部の方に気兼ねなくご相談くださいね。
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願いの込められた建築
2022.01.10 00:00 Sあけましておめでとうございます。
今年一発目の建築豆知識担当させて頂くSです!
皆さん年始はどのように過ごされたでしょうか?
私は初詣など行かずに家でゆっくり過ごしていました!
初詣というとここら辺では日光東照宮などが有名ではないでしょうか?
日光東照宮の建築にはいろいろな願いが込められている箇所がいくつもあります。
今回はその中の「逆柱」についてお話ししたいと思います。逆柱
下の写真の左から2番目の柱の模様が逆さになっている事がお分かりいただけるでしょうか?
決してこれは間違って逆さになってしまったわけではないのです。
昔は「建物は完成と同時に崩壊が始まる」「満つれば欠ける」と考えられていたので
わざと柱を逆さにすることによって建物は未完成となり、魔除けの役割をはたしている
という事だそうです。正規模様 逆さ模様このほかにも日光東照宮には三猿を含めて合計8面、16匹の猿がいたり、
眠り猫は実は寝てないや、裏側には雀が彫られているなどあげだしたら
きりがありません。
その一つ一つに願いが込められています。
もし日光東照宮に行く機会がありましたらこのような意味を調べながら
見てみたら、また新たな一面を見つけることができるのではないでしょうか?
次回もお楽しみに!
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新年あけましておめでとうございます。
2022.01.01 00:00 A.K新年あけましておめでとうございます。今年も建築豆知識のブログに足をお運び頂き有難うございます。
皆様の家づくりにとって何か一つでも参考になったりならなかったり(?)する豆知識を披露できればと思います。今年はどんな一年になるのでしょうか?
映画好きの私にとっては「スパイダーマン」「バットマン」「ジュラシックワールド」「シン・ウルトラマン」「スラムダンク」などなど気になる映画がたくさん公開されるので、既に最高の一年になりそうです!ディズニー好きの方にとってはリゾートライン(モノレール)から見えていたトイストーリーホテルがオープンするのも楽しみですね!そして何と言っても1年以上ものタイムスケジュールの中で予選を勝ち抜いてきた世界中のチームが集う「FIFAワールドカップ」も開催されますね!こちらも目が離せません!皆様にとっても素敵な一年になることを心からお祈り申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。建築豆知識