住宅展示場の歩き方
2021.08.10 09:35
伊勢崎展示場 K
みなさんこんにちは。
伊勢崎展示場 営業のKです。
伊勢崎展示場も早いものでOPENから半年が経ちました。
お陰様で大変多くのお客様にご来場頂き、ご好評いただいております。
今後も群馬県の皆様にも愛される住宅展示場を目指して参ります。
さて、今月の建築豆知識ですが前回は間取りについてのお話でしたね。
そこで今回は展示場見学で見るべきポイントを大きく3つに分けてお伝えしていきます。
理想の生活スタイルを見つけるためにもいくつかのポイントがありますので是非参考にしてみてください。
間取りを考える上でも最も大切なポイントかもしれません。
お部屋も収納も広くなれば広くなるほどたくさん物が置けて、使いやすくなるなどのメリットがあるかもしれませんが、デメリットもあります。
「掃除する範囲が広くなる」「建物が大きくなり、土地に収まらない」「金額が増えてしまう」などなど。
大は小を兼ねるという考え方もありますが、住宅においては場所に応じて必要な広さを確保することが大切です。
展示場のリビングや、居室がどのくらいの広さになっているかをよく確認しましょう。「子供部屋の6畳ってどれくらいですか?」「LDKは18畳から20畳くらいで考えているのですが、この展示場だとどこからどの辺までですか?」のように、しっかりと確認することをおすすめします。
これも大切なポイントですね。展示場は夢を広げる場所でもあるので、広く豪華に作られていることがほとんどです。見ごたえはあるのですが現実を見失ってしまってはいけません。どこまでが標準なのかをしっかり確認しましょう。
特にオプションで多いのは「水廻りの設備機器」「建物の造り」です。広くて豪華なキッチンやお風呂はあこがれがありますよね!
「これは標準ですか?」と確認しましょう。
「建物の造り」というのはいわゆる建物の性能です。車で言う燃費の部分ですね。住み始めてからの光熱費や住み心地に直結するので、無視はできませんよね。
これは展示場を見ただけではわからないので、「展示場の作りは標準仕様ですか?」と聞いてみましょう。
最後に、誰もが一番気になる(?)お金の話です。
坪単価はその金額に坪数を掛けるとおおよその建物の金額が分かるものです。
例えば坪単価が60万円で坪数が40坪だと建物の金額は2,400万円ぐらいと計算できます。
他のメーカーと比較する上でも大事な要素なので、今からお伝えするポイントを押さえて確認しましょう。
残念なことに住宅業界の中では坪単価の中に家づくりにかかる費用をどこまで含めなければいけないかというルールはありません。その為、少しでも安く聞こえるように必要な工事費や諸経費、税金を抜いて伝えることもあります。
中には補助金でもらえるであろう金額を含めて、安く見えるように伝えることあるそうなので要注意です。
「付帯工事も入っているのか」「消費税は含まれているのか」など、「坪単価にはどこまで含まれているのか」をよく確認しましょう。
なるべく計画している建物と同じくらいの大きさで聞くようにしましょう。
坪単価は建物が大きくなれば安くなり、逆に小さくなれば高くなります。
これは坪単価の中にはお風呂やキッチン、電気や水道の工事など金額が一定のものが含まれているからです。これらは建物の大きさで金額は変わらないので、坪数が大きくなれば割安に、逆に小さくなれば割高になってきます。
だからと言って、2階建て30坪の建物が35坪の建物の総額よりも高くなるわけではないのでご安心ください。
大切なのは計画している建物だといくらぐらいになるかを把握することです。
ポイント②でお話ししたように展示場の作りが標準かどうかを把握したうえで、坪単価がいくらなのかを確認しましょう。
そうするとそのメーカーの標準金額が分かるので、例えば仕様を良くすればもっと高くなるし、逆に性能を落とせばもっと安くなるなどの判断が出来ます。
いかに性能が高くて価格が安い、いわゆるコスパの優れた住宅かどうかが見えてくると思います。
いかがでしたでしょうか?
展示場ではいかに実際の生活をイメージできるかが大切になってきます。
また、よく見えてよく聞こえてしまうのも展示場の特徴です。
全てを鵜吞みにせず、ひとつひとつを確認していきましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
大きく3つのポイントをお伝えしましたが、最終的には担当してくれた営業が信頼できるかどうかも大事になってきます。
家づくりは大なり小なり悩むことも多くあると思います。
お客様の思いを汲み取ってくれる素敵な営業さんと出会えることをお祈りしております。
それではまた次回をお楽しみ!
建築豆知識